先物取引に代表される米相場

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先物取引とは何なのでしょうか?ここでは先物取引の仕組みと役割についてお話したいと思います。 先物取引というのはデリバティブと言われる金融商品のひとつです。デリバティブとは金融派生商品といって、金融システムの後から出来た商品ということです。先物取引はデリバティブの代表格とも言えるのです。 この先物取引、発祥は日本の大阪だとは驚きです。ご存知だったでしょうか。この話しには諸説あって、堂島(大阪)にあった米相場がその元祖だと言われています。米相場について説明しましょう。 江戸時代まで、米はお金に同等の価値のあるものでした。大名の規模・勢力を表す石{こく}という単位は、お米を計る単位です。 米は大名の財力や勢力をあらわすための単位に使われるほどでした。それほど米は経済の基盤をなしていたということです。

先物取引は大阪商人が考えた

その米が大阪の堂島にある今で言う商品取引所で売買されていました。当時の大阪は、天下の台所と言われ、日本の経済の中心であったことから、日本中の米やお金が集まって、活発に売買されていたのです。

ところが、米は毎年安定的に生産されるわけではありません。米の豊作・不作があるように、天候の事情により豊作・不作のリスクがありました。経済の基本といえば需給・供給のバランスですから、米が不作になると、米不足になって価格は上昇します。これは米相場の現物取引となります。

ここで、当時の大阪商人は考えたのです。『米の価格を安定・流通させることが出来れば、もっと商売が発展するのではないか』と。その思案のすえ、生まれたのが米の先物取引なのです。これは、毎年、秋になったら収穫される米を、田植えの時期から買い付けるのです。「今年の秋に収穫される米を豊作不作にかまわずこの価格で買いますよ」という約束をしてしまうのです。

このことにより、米の作況に関わらずに、仕入れの価格が決まります。『その米をいくらで販売するか』という経営計画を立てることが出来るのです。これが今の商品先物取引の始まりです。

現在でも取引されている商品先物取引は、上場されている商品について、実際に現物取引されるよりも、前の時期に価格を決めて売買する約束をすることなのです。これにより、商品の仕入れ価格を確定的にさせることが出来ます。そのため天候のリスクに左右される心配がなくなるのです。

商品先物取引は海外では現物取引のリスクヘッジ

商品先物取引は、投資よりもバクチのような投機であるというイメージがありますが、正しくは全く逆で商品取引のリスクを軽減するために生まれたものなのです。

海外ではこのように生産業者が積極的に商品先物取引に参加してリスクヘッジして活況していますが、日本では悪徳業者が多かったためにイメージが悪くなったのです。